坐 禅

 坐 禅

禅の歴史とZEN

アップルのスティーブジョブスがマインドフルネス瞑想をしていたと誤解している人がいますが、正確にはジョブスがしていたのは、ZEN です。

もともと禅は、大乗仏教の一派で、南インド出身の達磨大師が中国に入り教えを伝えて成立したとされています。

達磨といえば、壁に向かって九年間もひたすら座っていたという伝説があり、その修業のせいで脚が萎えてしまったことから、起き上がりのだるまには手足がないとされています。

「坐禅」を中心とした宗派を禅宗と呼び、中国から鎌倉時代に日本に渡り、臨済宗や曹洞宗などが、禅宗として有名で、明治以降に、日本の禅が世界に広まりました。

心理学者のエーリッヒ・フロムとの共同作業などで、文化人に多くの影響を与えた日本の仏教学者鈴木大拙師と、サンフランシスコに初めて禅堂「サンフランシスコ禅センター」を開き布教に努めた鈴木俊隆老師のふたりの「スズキ」が、アメリカでの禅の爆発的な普及のきっかけを作りました。

最初は、ビート文学者のゲイリー・スナイダーやアレン・ギンズバークらに影響を与えましたが、今やアメリカの西海岸には、禅のための部屋を備えたホテルやマンションも珍しくなく、IT業界などに、禅の文化は驚くほど広がっています。

社員のメンタルヘルスのために、禅室を設けている会社も多くあって、集中力と創造性のために、禅の研修など盛んに行われています。

禅僧の切る墨染の僧衣のような黒ずくめの姿をしたアップルの創始者ジョブズは、禅に心酔して、しばしばスピーチなどで禅の教えを引用しました。マーケティングは一切しなかったそうで、坐禅で自分の深いところに降りていって、自分の望むものに繋がり、シンプルでビューティフルな製品を創りました。

・坐禅のやり方

坐禅会などで教えられる坐禅は、3ステップにわけられます。

まず、「調身(ちょうしん)」といって、姿勢を正し、足を組み、腰を入れ、背筋を伸ばして坐ります。

次に、「調息(ちょうそく)」です。腹式呼吸で、ゆっくりと時間をかけて息を吐き、お腹がふくらむまでゆっくりと吸い込みます。吐く方をより意識します。

そして、「調心(ちょうしん)」です。

調身、調息がきちんとできると、自然と雑念が気にならなくなり、落ち着つことを「調心」と呼びます。

姿勢を調え、呼吸を調えることで、心を調えるのが坐禅です。曹洞宗の宗祖道元は、ただ坐ることが坐禅だとして、只管打坐を強調しました。

しかし、目的や目標達成を狙いとするものを「習禅」と呼び、本来の「ただ座る」坐禅(只管打坐)から離れてたものになりがちであることを注意する禅僧もいます。

本来の坐禅は、瞑想をしようともせずに、ただ坐ります。 気づきを持とうと、一生懸命になったり、本来の自分を思い起こそうとしたりする努力をすればするほど、私という空っぽの器にさざ波が立ちます。

坐禅というものは、奥深くで何もしていない状態をいいます。 ただ静かに坐って何もしないことが本来の坐禅です。

目は半分つむって、特に何にも注目しないでいます。 何かに焦点を合わせたり、集中したりはしません。

くつろいで、静かに座り、自分の呼吸すらもくつろがせます。 身体はできるだけ動かないようにすることは大切です。

坐禅の効果

くつろいで、しずかに坐り、何もしないでいると、そ のうちそれを楽しめるようになってきます。 マインド(心)の層が、一枚一枚剥がれ落ちていくのがわかるようになります。 ただ無心に、そこにいる瞬間がやってきます。

普段は頭に行っていたエネルギーが、源に戻ってきます。 源泉からのエネルギーが頭に行って、思考になり、イメージになり、考えることを生み出します。 エネルギーはどこにも向かわず、ただ源泉の中で鼓動しているとき、それが坐禅です。

エネルギーがどこにも向かわず、ただ源泉の上に座っているいるのです。

一日二十四時間のうち、ほんの数分でも坐禅の中にくつろげたら、エネルギーは蘇り、マイ ンドの活動で必要なことはなんでもできるようになるし、愛を必要としているときは、ハー トに行くこともできます。

エネルギーが思考にも感情にも行かず、何かの行動や振る舞いにも使われないとき、ただこ ここに在るときに、坐禅の素晴らしさを体験します。

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