踊りの瞑想

踊りの瞑想

● 踊りの瞑想の種類

「踊りの起源は、踊りそのものではなく、陶酔を達成することにあった」 とOSHOは語っています。

はるか昔から踊りは、宇宙とひとつになるための方法として使われてきました。 特にイスラム神秘主義のスーフィズムの中では、踊りが瞑想として使われていることで有名です。

仏教の「無我の境地」と同じ意味合いの心の状態を、イスラムでは「ファナー(消滅)」と呼びます。 マインドのあれこれを捨て去り、神(アラー)と一体になり、自我が消滅することを目指して、スーフィーたちは、ひたすら神を思い、心の中でアッラーの名を唱え続けたり、などの修行法が色々とあります。

旋回舞踏(ワーリング)

中でも、旋回舞踏(ワーリング)は、ユネスコの世界無形遺産にも登録されていて、観光向けのショーのように思われてもいますが、イスラム神秘主義教団の一つ、メヴラヴィー教団の儀式として、スーフィズムの代表的な瞑想です。

ダーヴィッシュ・ダンス(両腕を広げくるくる回る瞑想)とも呼ばれるこの旋回舞踏を、36時間も続けて悟りを得たというジェラルディーン・ルーミーは、詩人としても世界的に有名です。

スカートをはいた信者が音楽にあわせて、くるくると回転をし踊るのは、祈りの手段であり、回転は宇宙の運行を表し、回転することで、神との一体を実現するというものです。

神性舞踏(グルジェフムーブメンツ)

イスラム神秘主義と接触し、ヨーロッパにその秘密を初めて伝えたロシア人のG・I グルジェフは、その教えの中核に、踊りを取り入れました。

神性舞踏(グルジェフムーブメンツ)と呼ばれる踊りは、300以上の様々なレパートリーがあり、覚醒のために行われます。

「厳密に振り付けられた動作や、複数の踊り手の組み合わせのなかには、知っているものだけが理解できるようなある法則が、目に見える形で再現されているのだ」 とグルジェフは語っています。

散逸しかけていたグルジェフムーブメンツの知識を集め、自身のコミューンで演舞できるようにと、OSHOは命じ、現在のOSHOグルジェフダンスが形作られました。

ノーディメイション瞑想

OSHOの瞑想には、「ワーリング瞑想」や旋回舞踏を取り入れた「ノーディメイション瞑想」などがあります。

ナタラジ瞑想

また、すべてのテクニックを忘れて、ひたむきに踊ることを、OSHOは瞑想として勧めています。 他にも、誰かと一緒に踊ったり、木の様に踊ったり、手だけで踊ったりなど様々な方法を提案しましたが、

中でも1時間の間にわたって踊り続けるナタラジ瞑想は、踊る人が失われ、踊りそのものが瞑想になるものとして、世界中の人たちに愛されています。

●踊りの瞑想のやり方

ワーリング瞑想

1)ワーリング瞑想は、目は開いたままで、右腕を高く上げ、手の平を上向きにし、左腕を低く下げ、手の平を下向きにします。

立っているその場で、時計と反対回りの方向に旋回し始めます。 身体はリラックスさせます。 最初の15分間はゆっくりと回り、次第に速度を増して行きます。ちょうど、幼い子どもがぐるぐる回り続 けるようにします。

通常は30分から60分回り続けますが、倒れる時が来たら、腹を下にして、うつぶせに横たわって、休みます。

ナタラジ瞑想

2)ナタラジ瞑想は、最初の40分は、目を閉じたままとりつかれたように踊ります。

無意識の層が、自分を完全に乗っ取るにまかせ、動作をコントロールせず、また起こっていることの傍観者にならないように、踊りの中に、全面的に入り込みます。

踊りの中に消え去った後は、20分間、沈黙と静寂の中にくつろぎます。

最後に五分間、祝福のうちに踊り、楽しみます。

この全面的に踊りに没入する瞑想のためには、特別に作られた音楽があります。

●踊りの瞑想の効果

全面的に徹底的に踊りに没入できたら、踊りと「踊り手」との間に区別がなくなります。

そうなると踊りはひとりでに流れて、踊りが起こってきます。自我の分裂がなくなり、観照者はひとりでに現れます。

ワーリング瞑想によって、自分自身がエネルギーの渦になると、周辺 は嵐のように激しく動いていますが、中心には観照者が不動のまま沈黙していることがわかります。

目を開けているので、景色はくるくると回り続けますが、台風のなかの中心にある青空と静けさを、体験することができるのです。

OSHOによれば、「たっ た一度の体験でさえ、あなたをまったく変えてしまうほど、深みのある瞑想」です。

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